健康の常識を覆す!「3日食べなきゃ7割治る!」をご紹介!

 どうもこんにちは、コジローです。
今回は「3日食べなきゃ7割治る!」の本を紹介したいと思います。
この本はタイトルの「食べなきゃ」の部分を見たら分かる通り「断食(ファスティング)」について書かれた本です。

 ありきたりな表現かもしれませんが、私はこの本に常識を覆されました。
この本を読めば健康に対する常識が変わるかもしれませんよ。

この本には病気を治す方法5つ挙げています。
①小食 ②笑い ③感謝 ④長息 ⑤筋トレ
この記事では小食に着目して本書の紹介をしていきます。

 ただ、この本を読む上で注意点を一つ。
この本の中には現代医療を否定している場面が多々あります。
個人的な印象ですが、けっこう強い否定だなーと思ったので人によっては多少不愉快に思う表現があるかもしれないです。

 私は本のレビューを書く上で本書の言葉を用いることがありますが、あくまで著者の意見を書いている、ということをご留意ください。

どんな人におすすめ?

 この本は以下の悩みを持つ人におすすめです

  • 健康になりたい人
  • アンチエイジングをしたい人
  • 断食(ファスティング)に興味を持っている人
  • 身体に良いものは食べ過ぎるということはない、と思っている人

 元々断食が健康に良い、ということを聞いたことがある人はいるかもしれませんが、この本には具体的な効果が書かれています。
中でも印象に残ったのはアンチエイジングです。

 また断食という言葉を見て、栄養があるものは食べるに越したことは無いのに何やってんの?、と思っている人は絶対読んだ方が良いです。

 それ、勘違いです。

フォイト栄養学の大罪

 皆さんに質問です。
皆さんは1日何食食べますか?
・・・大体の人は1日3食なのではないでしょうか?
学校でそう教わったし、テレビでもそれが正しいと言っている。
しかし、この本ではそれは食べ過ぎだ、と主張しています。
1日3食 食べるから早々に老けていき、現代人は不健康に苦しむのだと。
そもそもこの”1日3食”という常識はどこから来たのでしょう?

 皆さんはフォイト栄養学を知っていますか?
簡単に言えば「タンパク質最強!動物食礼賛!とにかく肉を食え!」 「良いものは摂り過ぎるということはない!」って理論です。
かなり雑な説明ですが、ここではとにかく食べることを是とした理論だということさえ伝われば良いです(本書にはかなり詳細に書いてあります)。

 このフォイト栄養学を提唱したフォイト博士は栄養学の父と言われ、当時はフォイト博士にたくさんの弟子がおり、その弟子たちがアメリカをはじめとした世界各地に伝え、日本にもそれが伝わりこの1日3食が常識になったそうです。

 しかし、最近ではこのフォイト栄養学の「とにかく肉を食え!」という主張には裏があり、食肉産業のパトロンがいた、当時は攻撃的な軍人が必要だったなど、事情があって過剰な教えをしていたのではといわれています。

 また、科学的にもこのフォイト栄養学が間違っている事を裏付けるデータもたくさんあるのだとか。

 つまり私たちの”1日3食が健康的な食生活”という常識は間違いだったのです!

 さて、勘の良い人は、間違いだと分かっている常識が何故アップグレードされず、今も学校やテレビで1日3食の食事が当たり前のように言われているの?と思うかもしれません。
本書では詳しく説明されていますが、この記事では本書の結論だけ書きます。

 病気になる人が多いと都合が良い人、今の常識が都合良い人、がたくさんいるから

 気になった人は調べるか、実際に本書を読んでみてください。
結構衝撃ですよ…

空腹がもたらすもの

 食べ過ぎ良くない!と主張したところで、それに加えて空腹によるメリットも挙げていきたいと思います。
 断食には以下の10コの効能があります。

  1. 体質を変える
  2. 快感をもたらす
  3. エネルギー利用法が変わる
  4. 宿便を排泄する
  5. 環境毒素を排泄する
  6. 「自己融解」を起こす
  7. 遺伝子を活性化する
  8. スタミナをつける
  9. 免疫力を上げる
  10. 活性酸素を減らす

 断食には多くの効能があるので、中でも私が印象に残った効能について少し解説を入れていきたいと思います。

デトックスの効果がある

 これは効能の1番、4番、5番についての話です。
普段3食食べてる場合、体に入ってくる物の量が多いため消化、吸収、代謝しきれないないものが出てきてしまいます。
それら過剰摂取してしまったものは体毒となって残ってしまうそうです。
しかし、断食している間は食べ物を体内に入れません。

 食べ物が入ってこないため排泄することに専念でき、体毒となったものを排泄し体内を綺麗な状態にできるそうです。

 また飢餓状態になることで体が危機的状態と勘違いし、ストレスへの耐性がついたり、治癒力が向上するなどの効果があり、結果的に体質に変化をもたらすうようです。

ブドウ糖以外のエネルギー源が使える

 次に2番、3番の効能についての話を。
断食をすると体の中にブドウ糖が入ってこないから頭とか回らなくなるんじゃないか?と思う人はいないでしょうか。
実はエネルギーとして使えるのはブドウ糖だけではないんです。

 脂肪を分解するときにできるケトン体という物質もエネルギーとして使えるのです。

 断食によりブドウ糖が断たれると他にエネルギーになるものを探し、ケトン体を作るために脂肪を分解してケトン体を作ろうとします。
そして、体内の主なエネルギーをブドウ糖からケトン体にシフトするようになるのです。

 またケトン体を主なエネルギーとする脳からは、α波が増え、β-エンドルフィンという物質の分泌量も多いそうです。
α波はリラックスしてるときにでる脳波で、β-エンドルフィンは快感ホルモンと呼ばれるものです。

 つまり、断食をすることで平穏と至福感がもたらされるのです。

長寿遺伝子をオンに

 最後に7番目の効能について説明します。
カロリー制限をすることによって発現する遺伝子があります。
その中に長寿遺伝子が含まれるのです。
他にもカロリー制限により若返る遺伝子があるとこの本では述べられています。

 米カリフォルニア大学で行われた実験です。
詳しい説明は省きますが、老齢マウスに対して摂取カロリーをどんどん減量してく小食実験を4週間かけて行ったところ、19コの遺伝子に若返りが確認されたのです。
またこの19コのうちほぼすべてが老化現象を防ぐものだったとか。

 この実験結果等から、同様に断食にも眠っている遺伝子を呼び起こす効果があると言われています。

自分に合ったファスティングを

 ここまでで、かなりざっくりとではありますが、断食の効能を説明してきました。
ここでは、実は断食にも色々種類があるということをかきたいと思います。
本書に書かれている断食の種類は以下の通り

プチ断食(半日断食)

 朝食を抜くだけです。それだけで効果は十分得られます。
本書ではこれは一生続けられる小食健康法だと言っています。

一日一食

 名前の通り一日一食だけです。
食べるタイミングはお腹が減って少ししてから。
少し待つ理由としては、空腹を楽しむため、だそうです。
ただし、寝る2時間前からは食べない方が良いでしょう。

三日断食

 ここまでは自宅でもできる断食であり、本書ではこれを中心にオススメしています。

七日断食

 自宅でも可能ですが、下手な復食をすると事故が起こります。
専門家の指導のもとで行うのが望ましいとのことです。

二十日断食

 昔の断食療法ではこれが通常期間だったそうです。
現代人は体力が落ちているので2週間ほどにしているそうです。

水断食(本断食)

 もっとも古典的な方法です。
水分と塩分の補給のみで行うため、これも指導者の元行うのが良いそうです。

野菜ジュース断食

 野菜や果物ジュースを取りながら行うもので、その分身体は楽です。

酵素断食

 必要な酵素のみ補給して行うものです。
水断食よりも効果的だと言う医師も多いそうです。
(今回の記事ではやり方は紹介しません)

 以上のように断食も結構種類があります。
自分に合ったものを行うようにしましょう。

また、断食を行う上での注意点を2つ。

1つは複食がかなり大事であるということ。

 断食期間中よりも、複食のほうが重要であると本書でも書かれています。
事故が起きやすいのは断食期間中よりも複食期間中であるとも。
断食により長時間消化器系が休んでいて、そこにドカ食いをしてしまうのはかなり危険です、最悪生命の危機につながります。
まずは消化しやすいものを食べて慣らしていく必要があります。

複食は断食していた期間の2倍以上必要で、本格的な断食なら指導者の元行うことが望ましいそうです。

もう1つは心構えです。

 不安や恐怖など、ネガティブな感情はなるべく持ち込まない、ということです。
ネガティブな感情を抱えながらやるとマイナス効果も効いてきてしまうそうです。
これをやれば健康に、スリムに、若返りにつながるんだとポジティブに構えてやるのが大切です。

 もし断食中に不安感に襲われたのならそこで中止するのが良いともこの本には書いてあります。

 まずは軽めの断食からやっていくことをオススメします。

最後に

 以上、「3日食べなきゃ7割治る」の簡単な紹介でした。
実は私もプチ断食と一日断食はやっていて、3日断食は一度だけやった事があります。
断食すると頭が静かになるというか、澄んだ状態になり、かなり気分は良くなります。
慣れないうちは少しつらいと感じることもありましたが、一度やってみて調子が良い感じがしたのでそこから続けているという感じです。
 断食すると食費と時間が浮き、更に健康になれるのでかなりオススメです。

 この記事を読んで断食や 「3日食べなきゃ7割治る」 に興味を持っていただいた方がいましたら、実際に本を自分で手に取ってみて読むことをオススメします。
 今回紹介したのは本の一部だけで、もっと詳しい解説や効能、他にも冒記事の頭で書いた病気を治す5つの方法の残り4つについても書かれています。
是非読んでみてください。

 それでは今日はこの辺で~ノシ