疲れが取れない?集中力が続かない?解決するために必要なのは「最高の休息法」!

どうもこんにちは、コジローです。
皆さんの中で休んだのに疲労感が取れない、集中力が回復しない、という方はいませんか?
その原因は体ではなく脳にあるかもしれません。
今日は「世界のエリートがやっている 最高の休息法」という本を紹介します。
この記事を書いている私もこの本を読んでから、最高の休息法を実践しているのですが、効果は実感しています。
(私が特に強く効果を実感してりうのは、集中力の回復とストレスを抱え続けなくなったことです。)

概要紹介

 最初にこの 「世界のエリートがやっている最高の休息法」 の概要を。
タイトルにある「最高の休息法」とは何か?
それはズバリ「瞑想」です!(表紙見れば分かるかもしれませんが(笑))

 この本ではマインドフルネス(=瞑想を含む脳の休息法の総称)について、
やり方や効能などの解説が書かれています。

 この本は二部に分かれています。
 冒頭には症状に合わせた休息のやり方がかなり簡潔に紹介されています。
それぞれの方法について、
・どんな症状に効果があるか(ストレス低減、集中力の改善、怒りの鎮静など)
・具体的なやり方
・抑えておくべきポイント
がまとめられており、非常にわかりやすいです。
 残りの内容は、マインドフルネス(≒瞑想)について、 物語を通して 詳しく解説されています。(どんな場面で実践できるか、や、脳科学的な裏付け、瞑想についての研究の事例など)

休んでも疲れる原因は?

 最高の休息法について語る前に、休んでも疲れている原因について触れたいと思います。

 この本で着目されているのは、「脳」が休めているかというところです。
体だけを休めても、脳が休めてなければ疲労感が消えることはありません。
体を休めれば脳も休んでくれそうな気がしますが実際にはそうとも限りません。

あなたは休んでいる時、なにを考えていますか?
いえ、正確には何か考えてしまっていませんか?
人は無意識に何か考えている、という事が多いです。

過去の失敗や楽しかった思い出、この後何をするか、明日何をするか、はたまたもっと先の未来の事など、なんとなく何か考えていませんか?
疲れの原因はこのなんとなく頭に浮かんでくる雑念にあるのです!

 この本では、人間の脳というのは常に動いていようとしている臓器だ。と述べられています。
つまり、意識的に活動しようとしていなくても脳が働いているのです。
それゆえ雑念などが沸いてしまうわけです。

 この勝手に脳が活動してしまうことをDMN(デフォルトモードネットワーク)と言い、しばしば本の中で脳のアイドリング状態と言われてます。
このDMN、脳の全エネルギーの60%~80%を占めると言われています。
ちなみに何か意識的に作業をするときに追加で必要になるエネルギーは5%ほどだそうです。
DMNのエネルギー消費量がすごいことが分かりますね。

 つまり、このDMNが疲労の原因であり、DMNの活動を抑えることが脳を休ませる近道というわけです。

症状別・7つの休息法

 続いて本の中で紹介されている休息法について紹介したいと思います。

  1. とにかく脳が疲れているとき → マインドフルネス呼吸法
  2. 気づくと考え事をしているとき →  ムーブメント瞑想
  3. ストレスで体調がすぐれないとき → ブリージング・スペース
  4. 思考のループから脱したいとき→ モンキーマインド解消法
  5. 怒りや衝動に流されそうなとき → RAIN
  6. 他人へのマイナス感情があるとき → やさしさのメッタ
  7. 身体に違和感・痛みがあるとき → ボディスキャン

 以上の休息法のやり方が紹介されています。
この記事で上記の休息法をすべて紹介すると記事が長くなってしまうので、今回は瞑想の基本である1番のマインドフルネス呼吸法のやり方だけせ埋めします。
他の休息法に関してはまた、別に記事を起こそうと思います。

マインドフルネス呼吸法

 それでは実際に休息法の説明に入っていきましょう。

 最初に瞑想の基本姿勢に入ります。
基本姿勢とは、姿勢を正し、背もたれに背中をつけないように座ります。
この時、お腹は少しゆったりさせ、手は太ももの上に置き、可能なら目は閉じましょう。(開ける場合は少し先を見る感じで)

 次に身体の感覚と呼吸に意識を向けましょう。
身体の感覚とは、何かと接触している部分錦を向ける事です。(お尻と椅子、手と太もも、足と床など)
呼吸を意識するとは、呼吸の深さや空気が鼻を通る感覚、胸が上下する感覚などです。
ちなみに毎回深呼吸などはする必要なく、自然な呼吸で大丈夫です。

 以上の状態をキープです。
恐らく始めた後に雑念が沸くこともあるでしょうが、雑念が沸いたことを認識して、意識を呼吸に向けなおしましょう。
雑念は浮かんで当然なので、あまり気にする必要はありません。
リラックスしながらやりましょう。

 これを5分でも10分でもいいので続けてみましょう。
出来れば毎日、同じ時間、同じ場所でやると良いです。(習慣化につながる為)

 最初は5分でかまいません。
そんなに難しいことではないと思いますが、継続するのが面倒かもしれません。
しかし、のちに少し話しますが瞑想の習慣化には大きな効果ありますので、習慣化させることをお勧めします。

瞑想の要(かなめ)

 ここで、他の休息法にも共通する瞑想する上で大事な事を一つ。

 上の「休んでも疲れる原因」のところで、何もしなくても過去や未来のことを考えてしまっていたり、注意を向けていると疲労につながってしまうと話しましたね?
 なら疲れない状態とは何か。答えはシンプルです。

 意識を今・現在に向けること。これだけです。

 瞑想では体や呼吸に意識を向けることで、意識を今に集中させます。
本の中でしばしばこんな表現が使われています。

 呼吸は「意識の錨(いかり)」

 瞑想をするときは上の事を踏まえた上でやってみてください。
実際に瞑想してみると上の言葉の意味がなんとなく腑に落ちると思います。

疲れにくい脳は作れる?

 どんな疲れに瞑想が効くかは今までの説明で分かってもらえたと思います。
しかし、瞑想のすごさはこれだけではありません。
疲れを解消させるだけでなく、疲れにくい脳を作ることができるのです。

 2011年の研究でマインドフルネス・ストレス低減法を8週間実践し続けたところ、脳の容積や密度に変化が生じたという報告がありました。

 メタ意識、身体感覚への気づき、記憶、自己や感情への調整、などにかかわる部位に有意な構造変化があったとのことです。
この変化から、DMNの活動をコントロールできるようになるそうです。

 すなわち、習慣的に瞑想を持続することで疲れづらい脳がつくれるようになるわけです。

 しつこいかもしれませんが、1日5分でも構いません。
皆さんも物は試しで瞑想をやってみてはいかがでしょう?

まとめ

 以上、 「世界のエリートがやっている 最高の休息法」 の紹介でした。
脳の休息の大事さ、瞑想の凄さが分かる本です。
瞑想を習慣化できれば、ストレスから解放され、集中力が高まり、今よりも密度の濃い良い日々を送れるようになるのではないでしょうか。

 タイトル通り、世界のエリートと呼ばれる人たちも実践している休息法です。
試しても損は無いとおもいますよ。

 気になった方は実際に本書を手に取ってみても良いかと思います。
値段の分の価値は十分あります。

 ではでは今日はこの辺で~